インストール
このページではmacOSまたはLinuxにネイティブのanyyコマンドを入れます。完了後はanyy --versionが動作するはずです。プロバイダー設定、Profileデータ、常駐Gatewayは別の手順です。
ネイティブリリースインストーラーは、macOSとLinuxのamd64/x86_64およびarm64/aarch64に対応します。ネイティブWindowsは対象外です。
簡単なインストール
前提条件
次が必要です。
- 対応するmacOSまたはLinuxマシン。
anyy.aiへのインターネット接続。- POSIX
shと、利用可能なcurl、tar、gzip、awk、sed、mktemp、readlink、およびsha256sumかshasum。
リリースをダウンロードする前に必要コマンドを検査します。通常の個人インストールにroot権限は不要です。
最新リリースを入れる
正式なインストーラーを実行します。
curl -fsSL https://anyy.ai/install.sh | sh
OSとCPUアーキテクチャに合うリリースを選びます。成功すると次のような行で終了します。
Installed Anyy <version>.
Command: anyy
Gateway: <current status>
Gateway行は現在観測できる状態を示します。インストーラーがGatewayを起動・設定したという意味ではありません。
リモートスクリプトを直接shに流したくない場合は、anyy.ai/install.shを開くか、ダウンロードして内容を確認してから実行します。公開スクリプトは上記コマンドと同じ入口です。
インストールを確認する
実行します。
anyy --version
出力は次で始まるはずです。
Anyy (anyy) version
Binary:がCommand: anyyの代わりに表示された場合、そのバイナリパスに--versionを付けて実行します。表示されたPATH案内の正確なディレクトリを追加し、新しいシェルを開きます。
通常の非rootインストールでは次のコマンド入口を作ろうとします。
$HOME/.local/bin/anyy
シェル起動ファイルは編集せず、無関係な既存anyyコマンドも置換しません。
インストーラーの処理
次の順で処理します。
darwinかlinuxを検出し、CPUをamd64かarm64に対応付けます。- Anyyホームとリリースバージョンを解決します。
- 同時変更を防ぐホーム別のインストール/更新ロックを取ります。
- 必須コマンドと一時領域・ホームの空き容量を検査します。
- プラットフォームアーカイブと
CHECKSUMS.sha256を取得し、上限付きでダウンロード失敗を再試行して不完全ファイルを残しません。 - SHA-256を検証し、危険なアーカイブパスやリンクを拒否します。
- 版別リリースディレクトリへバイナリを配置し、
currentを原子的に切り替えます。 - インストール元情報を書き、他ファイルを上書きしない場合にコマンド入口を作ります。
- インストールコマンドとGateway状態を報告します。
モデルプロバイダーの選択、config.yamlの記述、state.dbの作成、背景サービスのインストール・起動はしません。コマンドが使えたらanyy setupを実行します。
配置構成
既定ホームは実行ユーザーで変わります。
| 実行ユーザー | Anyyホーム | コマンド入口 |
|---|---|---|
| 通常ユーザー | $HOME/.anyy | $HOME/.local/bin/anyy |
root | /root/.anyy | /usr/local/bin、/opt/homebrew/bin、/usr/binの最初の書き込み可能先 |
独自のANYY_HOME | 指定パス | 上記通常/rootの入口からそのホームを参照 |
次の常駐配置を準備します。
<ANYY_HOME>/
├── releases/
│ └── <version>/anyy
├── current -> releases/<version>
├── bin/
│ └── anyy -> ../current/anyy
├── .install/
│ ├── source.json
│ └── previous # present after a release change when rollback exists
├── backups/
├── cache/
├── logs/
├── memory/
├── scripts/
├── secrets/
├── skills/
├── system/
└── workspace/
ホームと管理ディレクトリのモードは0700、.install/source.jsonは0600です。後のコマンドが、必要時にランタイムとProfileファイルを追加します。
Profileランタイムが初めて永続状態を開くと、state.dbと内容アドレス方式のobjects/ストアも作ります。これはランタイムデータで、インストーラー配布物ではありません。
有効化にはcurrentリンクを使い、完了したリリース変更は1操作でバイナリを切り替えます。以前の有効版があればロールバック先として記録します。
インストーラーのオプション
パイプ後のshプロセスに指定します。
| 変数 | 既定値 | 使用する場面 |
|---|---|---|
ANYY_HOME | $HOME/.anyy、rootは/root/.anyy | 別ホームへ入れる |
VERSION | https://anyy.ai/releases/latestの返す版 | 公開されている特定のvMAJOR.MINOR.PATCHが必要 |
ANYY_INSTALL_COMPACT | 0 | 容量が少なく、古いロールバック履歴の喪失を許容 |
ANYY_RELEASE_BASE_URL | https://anyy.ai/releases | 信頼する互換リリースミラーを運用 |
独自ホームを使う
curl -fsSL https://anyy.ai/install.sh | ANYY_HOME="$HOME/.local/share/anyy" sh
インストール入口からのコマンドは常駐ホームを推測できます。対応コマンドでは--home PATHも明示できます。
特定リリースを入れる
curl -fsSL https://anyy.ai/install.sh | VERSION=v0.1.107 sh
例を公開済みタグに置き換えます。VERSION=latestは使えません。最新公開版に追従するならVERSIONを未設定にします。
容量の少ないホストでcompactモードを使う
curl -fsSL https://anyy.ai/install.sh | ANYY_INSTALL_COMPACT=1 sh
有効リリースは必ず保持します。非アクティブ版と、ホーム容量検査を通すために必要な場合だけ以前のロールバック先を削除できます。戻す選択肢を残したい場合は、ディスクを空ける方が安全です。
独自ANYY_RELEASE_BASE_URLはバイナリとチェックサムの両方を供給します。自分が管理するか、独立して信頼できるソースだけを使ってください。
再インストールと更新
同じリリースが有効な状態で正式インストーラーを再実行すると、そのリリースを再取得・置換せず、内部入口とコマンド入口を修復します。
常駐リリースの新バージョン確認は次です。
anyy update --check
通常の更新はanyy updateを使います。バージョン選択、compact更新、ロールバックは更新を参照してください。
インストール後
対話設定へ進みます。
anyy setup
次にDashboardを開きます。
anyy dashboard
初回の全手順はクイックスタートへ進みます。専用のセットアップはプロバイダーとモデル設定を説明します。
トラブルシューティング
| 症状 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
unsupported operating system / unsupported architecture | 対象ネイティブリリースがない | 対応macOS/Linux amd64/arm64を使用。ネイティブWindowsは対象外 |
<command> is required for release install | ローカル必須ツール不足 | 指定コマンドを入れて再実行 |
Preflight failed: not enough ... space | 安全用余裕を含めアーカイブ/新バイナリが入らない | 一時/ホーム領域を空ける。履歴減少を許容する場合だけcompact |
another Anyy install or update is already running | 同ホームを別操作がロック | 終了を待って再試行 |
checksum mismatch | 公開チェックサムと不一致 | 再試行。検証を迂回せず手動有効化もしない |
Command entrypoint already exists and was not replaced | 別ファイル/有効リンクが入口を所有 | Binary:パスを実行し、競合コマンドを自分で確認・解決 |
成功後のanyy: command not found | 入口ディレクトリが現在PATHにない | 表示された正確なPATH案内に従い、新シェルでanyy --version |
Gateway: status unavailable | バイナリがGateway状態を報告できない | バイナリ検証を分け、anyy setup後、必要ならanyy gateway status |
No release was activated. | 候補切り替え前に停止 | 直前エラーを直して再試行。既存有効版は失敗で置換されていない |